1/150の焼津

焼津市をモデルにしたNゲージの街並みを作っています。焼津の街並みをそのまま模型化するのでは無く、近隣の静岡市、藤枝市など地元の思い出深い風景、柴又やハワイの要素も取り入れた街並みを制作中です。

カテゴリ: レイアウト制作・紹介

ゲーム「龍が如く」をプレイした19年前からずっと作りたかった歓楽街を作っていきます。


12の目標の中のひとつ②歓楽街の制作です。

プレステ3までしか持っていないのでシリーズは5までしかプレイした事が無いのですがとても好きな作品です。

これまでもこのブログで何度も紹介してきましたが実在する風景を再現しているところに魅力を感じています。

その中でも毎回登場し、毎回少しずつアップグレードしていく街「神室町」にとても魅力を感じていました。

モデルとなった町は東京都新宿区の歌舞伎町です。

いつかレイアウトに歓楽街を作る際には歌舞伎町一番街にあるゲートを置きたいと思っていました。

グリーンマックスやジオコレから商店街のゲートの模型は販売されていますがどれも歌舞伎町のゲートには似ていないのでどうしようかと何年も頭の片隅で考えていたのですが先日、カプセルトイでミニチュア化されていたことを知りました。



「山手線さんぽ」という海洋堂が手掛けた東京都内の情景を手のひらサイズで表現したミニジオラマです。↓

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善は急げという事でさっそくネットで購入してみました。↓

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Nゲージよりも少し小振りですがレイアウトに置いても特に問題無さそうなサイズです。

ゲート以外の街並みはビル街やサイン看板がデフォルメして表現されています。↓

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残念ながらゲートの裏側は表現されていませんでした。↓

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ちなみにレイアウト上に歓楽街を作る時はその街の名前をオリジナルで作ろうとずっと思っていました。

そして思いついた名前は焼津市にかつてあった歓楽街「弁天」を由来にした「焼津弁天街」です。


焼津市民なら誰もが知っている土地の歴史ですが焼津市には昭和中期頃まで港の近くに「弁天」と呼ばれる赤線区域がありました。
「弁天」は正式な地名では無く、近くに弁財天が祀られた神社があった事から呼ばれるようになった名称です。
赤線が廃止され、歓楽街は廃れましたが今でもこの区域にはその頃の建物の名残が残っており、不思議な空間となっています。



レイアウト上に再現する歓楽街ですが「弁天町」だと日本全国に同じ名前の地名が複数存在し、オリジナリティーが無いので「弁天街」にしました。↓

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レイアウト上に置いてみましたが良い感じです。↓

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表現されていなかったゲートの裏側は塗装で誤魔化しました。↓
遠くから見れば目立ちません。
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今後は周りのストラクチャーの配置を整理し、飾っていこうと思っています。

次回に続きます。

レイアウト上にあるドン・キホーテの看板が色あせたな…と思って作り直す事にしました。

数年前に作ったばかりなのに…と思いながら何年前に作った物なのかブログの記事をさかのぼってきたらなんと2009年制作でした。
まだ数年と思っていたらもう15年も経過していて時の流れの速さに驚かされました。


看板を見ると「激安の殿堂」と書かれていますが今現在の看板は「驚安の殿堂」となっているので時代の流れを実感します。↓

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そして今でもキャラクターがドンペンのままなのは少し嬉しく思います。


制作当時はまさか焼津にドンキができる事は無いと思っており、そういった皮肉も込めて作ったのですが昨年なんと焼津にもドンキがオープンしました。↓

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ピアゴ大覚寺店がリニューアルしてドンキになったのですが朝8時から開店しているので凄く助かっています。


今回のレイアウト上でのドンキは静岡両替町店をモデルにしているので実際の焼津店は意識せずに作り直していきます。

まずは屋上看板を張り替えます。
以前は黄色ベースの看板だったので屋上看板自体も黄色く塗装していましたが最近の看板は黒ベースなので屋上看板も黒く塗装し直しました。

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入り口付近は全体的に老朽化して耐久性に不安がありますし色褪せもあるので大幅に作り直す事にしました。↓

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棚を新しく作り、ポスターも最新のものに一新しました。↓
人形とのぼりはそのままです。
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ドンキの建物には巨大なドンペンのキャラクター像やレリーフが飾ってある事が多いので使えそうなドンペンのミニフィギュアが売っていないか調べてみました。
ドンペンは以前から色々とグッズ化されているので良い物が一つくらいはあるはずだと思っていたのですが…

今現在販売されているのはバスボールのマスコットだけでした。
お風呂で遊べる軟らかい素材の光るマスコットです。

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サイズが思ったよりも大きかったのでどう使うか迷いましたが半分に切ってレリーフ風の看板にする事にしました。

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最近のドンキの外観をネットで調べてみると取り扱っている商品一覧を看板で掲げたりしていないようなので袖看板は外しました。

代わりに最近のドンキの外壁に高確率で掲示されている電子マネーmaj!ca、免税、プライベートブランド情熱価格の看板を設置しました。
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これでドンキの15年ぶりとなるリニューアルは完了です。



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次回からはこのドンキ周辺の歓楽街の区画整理を行っていきます。


ボルダリングジム制作の続きです。


ジムの入居するストラクチャーはトミックスの商業ビルAを使います。↓


狭小地にも置けて周りに馴染みやすい地味な見た目の商業ビルAは安価ですし本当に重宝するストラクチャーです。


普通に設置しても室内は真っ暗で見えないので照明を設置する事にしました。↓
ちなみに店名は焼津市内に実在するジムから拝借させていただきました。
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照明に使うのはダイソーで以前購入し、使わずに仕舞ってあったLEDライトです。↓

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これをビルのどこに仕込もうか色々と試してみましたが上から1階のジムを照らすのが一番良いと考え、屋上の塔屋に刺してみました。↓
余り物の樹脂粘土で固定してあります。
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この方法でビル内部を照らすと2,3階の窓の内側も見えてしまい、色々と面倒なので2,3階の窓は内部が見えないように塞ぐ事にしました。↓

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このままだと不自然なので窓を塞いでいて違和感の無いテナントは何か無いかと考えてみたところ、ネットカフェなら窓を塞いていても違和感が無さそうなので塞いだ窓の部分に全国チェーンのネットカフェ「快活クラブ」の看板を貼りました。↓
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ビルの4階~2階が快活クラブという設定になっています。
快活クラブは以前、作った事がありましたが看板が色褪せてきていたのでちょうど良い機会だと思い、古い方の快活クラブは看板を剥がし、移転したという事にしました。
快活クラブはドンキ同様に最近作ったばかりのような気でいましたがブログを遡ってみると2014年制作…10年も経過していました。


この10年の間に焼津市に実在した快活クラブは閉店し、代わりに隣の藤枝市にカラオケ付きの大きな快活クラブがオープンしました。
最近の快活クラブはカラオケ付きが主流だそうで、そうした事を含め、新しい快活クラブの看板にはカラオケの項目を加えています。



これでボルダリングジムの入居するビルは完成です。↓
さっそくレイアウトに置いてみました。





照明が無いとやはり1階の室内が全く見えないので照明を点灯させてみました。↓ 
写真だとわかり難いですが実際に見るとそこまで酷くない出来だと思います。
自画自賛ですが…
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以上です。




2016年に放送されたドラマ「ゆとりですがなにか?」によくボルダリングジムが登場していました。

ちょうどその頃に僕自身もボルダリングにはまっており、よく地元のボルダリングジムに行っていたのですがドラマでは屋内にあるボルダリングウォールが屋外からとても綺麗に見え、魅力的でレイアウトでも再現してみたいと思っていました。

しかしちょうどその頃から「柴又レイアウト」を作り始め、子どもが産まれてボルダリングにも行かなくなりすっかりそんな考えは忘れ去っていました。

しかし昨年の秋にドラマ「ゆとりですがなにか?」がまさかの映画化。
そこでボルダリングジムをレイアウト上に作るという願望を思い出しました。

ボルダリングウォール独特の凸凹の立体感のある壁は色々と考えましたがどう考えても自分の技術では作れないと断念し、「ゆとりですがなにか?」に登場する実在するジムの「ベータクライミングジム」のそこまで凸凹していない壁を作る事にしました。


さっそくボルダリングジムを作っていきますがボルダリングウォールは木材そのものの色という事でフラットフレッシュを塗り、床はマットをイメージした黄緑色に塗りました。↓

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クライミングホールドはどのように作るのか迷いました。

樹脂粘土で作る、バラストをカラフルに塗装するなど色々と考えましたがダイソーでカラフルなビーズが売っているのを見てそれをそのまま使う事にしました。↓

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これを接着剤で1個ずつ貼っていくのですが根気のいる作業でした。
壁を登っている人形も接着します。
接着剤がはみ出したり伸びて糸のようになってしまったりして粘菌に襲われているようになってしました。↓
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次回に続きます。












「赤いやねの家」の制作記事の続きです。


セリアで見かけた照明ですが5個も電球が連なっているので周辺の住宅にも照明を仕込む事にしました。


ちょうど住宅街のベースを交換する為に分解していたので再構築する機会と重なり、ちょうど良かったです。


そんなわけで「赤い屋根の家」の制作と並行して周辺の住宅街も作っていきます。
各住宅の下のベースに照明用の穴を開けるのですが厚みのある合成木板なのでけっこう大変でした。↓
電動ドリルを持っていて良かったです。
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これで無事に室内が見えるようになりました。↓

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外部にあるスイッチ1つで周辺の住宅も光るようになりました。↓
レイアウト全体に照明を仕込むつもりは無いので(大変すぎるから)ここだけは特別な区間です。
しかしそれにしてもこうして見るとジオコレのストラクチャーの反りと隙間が目立ちます。
(特に対策の予定は無いです)
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「赤い屋根の家」の制作に戻りますが歌詞の中に「庭に植えた柿の種 大きくなったかな」という部分がありますがちょうど10年以上前に購入したジオコレの柿の木があったので庭に植えてみました。↓

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さらに「秘密だった近道 原っぱ」という部分を再現する為に隣の敷地を空き地にしました。↓
セリアで購入した芝シートを貼りました。

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「秘密だった近道」は木製の塀の下の部分が壊れてそこから子どもが出入りしやすいようになっている状態を表現する事で再現しました。



これで完成です。

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この歌の歌詞を読み解くと本来なら落書きも柿の木も原っぱも既に無く、実際にはかつて住んでいた家の周辺には面影が無くなっているであろう事、家自体が既に無いかもしれないという事も子供ながらにわかっているのだと思います。

そしてそういった部分に強い郷愁を抱き、歌を聴くと涙が出ます。
そこであえて今回は子どもの抱く願望というか、夢のような風景をそのまま具現化してみました。

子どもの頃に思い描いた欲張りの詰め合わせのような家となりました。
ここまで詰め込むと哀愁も何も無いですが僕は満足しています。


以上です。






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